5月16日(土) 什の掟

 検察への政府の介入が懸念されている検察庁法改正案に対し、検事総長や特捜部長を務めた検察OBらが昨日、公然と反対の声を上げた。現役の検察官たちの間にも驚きが広がり、賛否が交錯した。書き込み多かったので、関心度の高さを推し量ることができる。
 明治維新の奥州列藩同盟の会津藩では、何度と無く紹介している私の好きな「什の掟」がある。終わりの「ならぬことはならぬものです」が、大好きだ。ダメな事はダメである。
 衆議院内閣委員会で審議されている検察庁法の改正案について、野党側は、内閣が認めれば最長で3年まで定年を延長できるとした規定の撤回を求めていて、武田国家公務員制度担当大臣に対する不信任決議案を提出したことから、与党側が目指していた15日の採決は見送られた。
 この改正案について、ロッキード事件の捜査を担当した松尾邦弘元検事総長ら、検察OBの有志14人が「検察の人事に政治権力が介入することを正当化するものだ」として、反対する意見書を15日、法務省に提出した。検察トップの検事総長経験者が、法務省が提出する法案を公の場で批判するのは極めて異例だ。このハッシュタグをつけた投稿はリツイートを含めて今月8日から11日までに664万6200件にのぼったということです。また1回以上投稿したアカウントの数はおよそ70万1342にのぼるという。世論に耳を傾けて、仕切り直しが必要だ。

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